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【2025年8月最新】特定技能ビザの「特定活動」への切替は可能?状況別に解説
はじめに
特定技能ビザで日本に滞在している外国人の中には、何らかの事情で職を失ったり、在留資格を延長できなくなったりするケースがあります。 そうしたときに検討されるのが「特定活動」ビザへの切替です。 この記事では、2025年8月時点の最新制度に基づき、特定技能から特定活動への切替が可能なケースや注意点を詳しく解説します。
特定活動とは?
「特定活動」とは、法務大臣が個別に活動を指定する在留資格です。 本来は柔軟性が高く、制度上「例外的な事情」に対応するために使われるビザです。 例えば、就職活動、留学後の準備期間、配偶者との離婚後の滞在延長など、幅広い用途に使われます。
特定技能から特定活動に切替できる主なケース
① 離職後、再就職活動を希望する場合
- 対象:受入機関の都合による離職(倒産・契約終了など)
- 必要書類:離職証明書、再就職活動計画書、生活資金証明など
- 在留期間:最長6ヶ月(原則3ヶ月+更新1回)
② 技能実習から特定技能に移行できなかった場合
技能実習2号を修了後、特定技能への移行が間に合わなかった場合、一時的な措置として特定活動が認められることがあります。 ただし、制度変更の影響により、2025年以降は「育成就労制度」による対応も併用される見込みです。
③ 人道的配慮が必要なケース(災害・病気等)
病気、事故、自然災害などやむを得ない理由で就労継続が困難な場合、特定活動としての在留が認められることがあります。 医師の診断書や行政の支援書類が必要となります。
注意点:全てのケースで認められるわけではない
特定活動は“例外的な措置”です。審査が厳しく、理由が曖昧な場合や生活資金の裏付けが弱いと不許可になることもあります。 受け入れ企業や登録支援機関と連携し、確実な申請準備を進めることが重要です。
まとめ
- 特定技能から特定活動への切替は、状況次第で可能
- 離職・災害・制度変更など、正当な理由と証明が必要
- 在留資格の切替は、早期対応と正確な書類準備がカギ
制度は常に変化しています。最新の情報を確認しながら、外国人材の支援体制を整えていきましょう。
株式会社SORIOS
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