はじめての日本生活 入国後すぐに必要になる「通信」「お金」「医療」の3点を、特定技能の方向けに要点だけ整理しました。14日以内の手続きや、最近広がるeSIM・オンライン口座開設のコツもまとめています。 Contents1 入国直後(最初の14日)に必ずやること1.1 ① 住民登録・在留カードの住所記載1.2 ② 国民健康保険(または会社の健康保険)2 スマホ契約の基本(eSIM/MNPワンストップ対応)2.1 契約の選択肢2.2 必要書類と本人確認2.3 番号そのまま乗り換え(MNP)2.4 初期設定のコツ3 銀行口座開設の基本(必要書類と支払いに備える)3.1 準備するもの3.2 開設の流れとポイント3.3 送金・海外利用4 医療保険と年金の基礎(国保・社保・年金)4.1 国民健康保険(国保)4.2 会社の健康保険(社会保険)4.3 国民年金(基礎年金)5 よくある質問(Quick FAQ)5.1 Q. 入居前で住所未記載。スマホや口座は作れる?5.2 Q. MNPの「予約番号」は今も必要?5.3 Q. 医療保険は国保と社保のどちら? 入国直後(最初の14日)に必ずやること ① 住民登録・在留カードの住所記載 新しい住居が決まったら、市区町村役所で転入届と住所記載を行います。これは住居地を定めた日から14日以内が期限です。スマホ契約や銀行口座でも住所確認が必要になるため、最優先で済ませましょう。 ② 国民健康保険(または会社の健康保険) 勤務先で健康保険に入らない方は、市区町村で国民健康保険に加入します。こちらも原則14日以内の手続き。医療費は原則3割自己負担(7割給付)になるため、未加入期間を作らないのが安心です。 ※ 住所登録と保険加入が遅れると、さかのぼって全額自己負担になる期間が生じることがあります。早めの手続きを。 スマホ契約の基本(eSIM/MNPワンストップ対応) 契約の選択肢 大手キャリア直系・オンライン専用:ahamo/povo/LINEMO 等(オンライン手続きで完結しやすい) MVNO:IIJmio・mineo など(料金が割安。本人確認と支払い手段の条件を要確認) プリペイド・データ専用:クレカ不要の場合も。音声SIMは本人確認が厳格 必要書類と本人確認 在留カード(住所記載済み) 支払い方法:クレジットカード or 口座振替 オンライン契約では、ICチップ読取型のeKYCが増加。パスポートやマイナンバーカード対応の例あり 番号そのまま乗り換え(MNP) 2023年以降は、MNPワンストップにより、乗り換え先のWeb申込だけで完結できるケースが拡大。eSIMなら即日開通もしやすいです。 初期設定のコツ eSIMは発行QRの再表示やプロフィール再発行の回数制限に注意 端末のSIMロック解除状況/バンド対応を確認 各社の「事務手数料」「日割り」「違約金(原則ほぼ無し)」の条件を確認 銀行口座開設の基本(必要書類と支払いに備える) 準備するもの 在留カード(在留資格・在留期間の確認) マイナンバー(通知カード/カード番号) 住所が確認できる書類(住民票など) 連絡先電話番号(SMS受信できる番号が便利) ※ 銀行により要件(在留期間の残存・勤務形態等)が異なります。オンライン口座やゆうちょ等も比較検討を。 開設の流れとポイント 勤務先の給与受取口座に指定(給与日は自動振込) 家賃や携帯料金は口座振替やクレジットカードで自動化 ATM手数料は曜日・時間で変動。無料時間帯をアプリで確認 送金・海外利用 海外送金は手数料とレートを比較(銀行/送金サービス) 口座の名義・住所変更、在留期間更新後の手続きも忘れずに 医療保険と年金の基礎(国保・社保・年金) 国民健康保険(国保) 勤務先の健康保険に加入していない方は、市区町村の国保へ。適用対象なら14日以内に手続きを。医療費は原則7割給付で自己負担3割が目安です。 会社の健康保険(社会保険) 週20時間以上で一定の賃金要件等を満たすと、パートでも加入対象が拡大しています(事業所規模要件は段階的に拡大・撤廃方向)。加入時は国保を脱退します。 国民年金(基礎年金) 日本に住む20~59歳は、原則として国民年金の加入対象。会社員は厚生年金として会社経由で加入します。学生や自営業の方は免除・猶予制度の相談も可能です。 医療保険や年金は将来の給付(医療・傷病手当・老齢年金等)に直結します。未加入・未納期間を作らない運用が大切です。 よくある質問(Quick FAQ) Q. 入居前で住所未記載。スマホや口座は作れる? A. 多くの場合、在留カードの住所記載や住民登録が前提です。まず転入手続きを完了させると、その後の本人確認がスムーズになります。 Q. MNPの「予約番号」は今も必要? A. 現在は乗り換え先サイトだけで手続きが完結するMNPワンストップ方式が広がっています(オンライン中心)。契約先の対応状況を確認しましょう。 Q. 医療保険は国保と社保のどちら? A. 勤務先が社保加入なら会社経由で加入。そうでない場合は国保へ。重複せず、状況に応じて切替・脱退手続きを行います。 無料相談はこちらから 株式会社SORIOS広報窓口 記事のタイトルとURLをコピーする Post Share Hatena Pocket RSS 特定技能外国人との面談で使える質問集【初回対応編】 前の記事 特定技能の労務管理Q&A:残業・休暇・有給【2025年版】 次の記事