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はじめに
2024年末時点で、特定技能ビザ(SSW)保持者は約284,466人に達しており、日本の外国人労働力として重要な存在となっています 。本記事では、国別発行数と主要職種別の傾向を最新データで分析します。
国別発行数ランキング(2024年6月→12月の増加傾向)
出入国在留管理庁の公表データより、2024年12月時点のSSWビザ取得者数と前年からの増加数は以下の通りです 。
順位 | 国籍 | 2024年6月 | 2024年12月 | 増加数 |
---|---|---|---|---|
1 | ベトナム | 126,740 | 約133,480 | 約6,740 |
2 | インドネシア | 44,298 | 約53,538 | 約9,240 |
3 | フィリピン | 25,303 | 約28,234 | 約2,931 |
4 | ミャンマー | 19,058 | 約27,348 | 約8,290 |
5 | 中国 | 15,660 | 約17,761 | 約2,101 |
6 | ネパール | 約5,383 | 約7,003 | 約1,620 |
7 | カンボジア | 約5,461 | 約5,999 | 約538 |
8 | タイ | 約5,174 | 約5,563 | 約389 |
ベトナムが最多数で、インドネシア・ミャンマーが増加数で上位。東南アジア勢が圧倒的に多くを占めています
人気職種ランキングと傾向
出入国管理庁や関連情報では、主要職種として以下が注目されています:
- 介護・福祉:特にインドネシアやネパール出身者が多く従事。
- 製造業(工場・電子・機械等):ベトナム・フィリピンの方が活躍。
- 外食・サービス業:ベトナムやフィリピン出身者が増加傾向。
産業により国籍との相性も見るべきポイントです
傾向分析と今後の見通し
- 東南アジア重視の要因:技能実習からの移行制度が整備されており、日本語教育体制・送り出し制度が成熟しているため受け入れがスムーズです。
- 制度拡大:2025年5月時点で、新たな業種の追加(倉庫管理・廃棄物処理・リネンサプライ等)も検討されており、職種選択肢はさらに増える見込み。
- 政府目標:2029年までに特定技能保持者を820,000人へ拡大予定。今後も国別・職種別の傾向が重要視されます
まとめ
2025年8月時点における特定技能ビザ保持者は、約284,500人。トップ国はベトナム、インドネシア、フィリピン、ミャンマー、中国の順で、業種では介護、製造業、外食サービスが人気です。
企業が特定技能人材を採用する際は、国籍ごとの得意分野や制度上の条件、二国間協定を踏まえて戦略的に人材を選ぶことが成功の鍵となります。
SORIOSのサポート内容
当社SORIOSでは、特定技能に対応したトータルサポートを提供しています。制度の選定から受け入れ支援、各種書類作成、定着支援までワンストップで対応可能です。
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