Contents
はじめに
特定技能制度は、日本で人手不足が深刻な業種において外国人材を受け入れるために設けられた在留資格です。2024年には、新たに「自動車運送業」「林業」などが追加され、対象分野が16分野に拡大しました。本記事では、特定技能で働ける16分野と具体的な業務内容について詳しく解説します。
特定技能とは？
特定技能は、一定の専門性や技能を持つ外国人が日本で就労できる在留資格で、以下の2つの種類があります：
- 特定技能1号：在留期間は最長5年。家族の帯同は認められない。
- 特定技能2号：高度な技能が必要な分野で認められ、在留期間の更新が可能。家族の帯同が許可される。
特定技能で働ける16分野と業務内容
1. 介護
- 主な業務：高齢者施設やデイサービスでの介護業務（食事、入浴、排泄の介助など）。
- 求められるスキル：介護技能評価試験の合格、日本語能力試験（N4以上）。
2. 外食業
- 主な業務：飲食店での調理、接客、配膳、清掃業務。
- 求められるスキル：外食業技能測定試験の合格、日本語能力試験（N4以上）。
3. 飲食料品製造業
- 主な業務：食品加工、パッキング作業、品質管理。
- 求められるスキル：飲食料品製造業技能測定試験の合格。
4. 建設業
- 主な業務：型枠施工、鉄筋工事、配管工事など。
- 求められるスキル：建設分野の技能試験の合格。
5. 造船・舶用工業
- 主な業務：船舶の製造・修理、溶接作業。
- 求められるスキル：造船・舶用工業分野の技能試験の合格。
6. 農業
- 主な業務：野菜や果物の栽培、家畜の飼育。
- 求められるスキル：農業技能評価試験の合格。
7. 漁業
- 主な業務：水産物の捕獲、養殖業務。
- 求められるスキル：漁業技能評価試験の合格。
8. 宿泊業
- 主な業務：ホテルや旅館での接客、フロント業務、清掃。
- 求められるスキル：宿泊業技能試験の合格。
9. 素形材産業
- 主な業務：鋳造、鍛造、プレス加工。
- 求められるスキル：素形材産業分野の技能試験の合格。
10. 産業機械製造業
- 主な業務：機械の製造・組み立て・保守。
- 求められるスキル：産業機械製造業技能試験の合格。
11. 電気・電子情報関連産業
- 主な業務：電子機器の組み立て、回路設計。
- 求められるスキル：電気・電子分野の技能試験の合格。
12. 自動車整備業
- 主な業務：自動車の点検・修理。
- 求められるスキル：自動車整備技能試験の合格。
13. ビルクリーニング
- 主な業務：オフィスビルや商業施設の清掃。
- 求められるスキル：ビルクリーニング技能試験の合格。
14. 自動車運送業（2024年追加）
- 主な業務：貨物運送、タクシーやバスの運転。
- 求められるスキル：運転免許と関連技能試験の合格。
15. 林業（2024年追加）
- 主な業務：立木の伐採、植林作業、木材の集積。
- 求められるスキル：林業技能試験の合格。
16. 木材加工業（2024年追加）
- 主な業務：製材、木材製品の加工。
- 求められるスキル：木材加工技能試験の合格。
特定技能で働くメリット
- 労働力不足解消により企業の成長を支援。
- 外国人材にとっては日本でのキャリア形成のチャンス。
- 多文化共生による職場の活性化。
まとめ
2024年に対象分野が拡大した特定技能制度は、外国人材にとって日本で活躍する大きなチャンスであり、企業にとっても新たな人材を確保する手段となります。特定技能の導入や運用について詳しく知りたい場合は、ぜひお問い合わせください！
株式会社SORIOS
広報窓口
